I want some help clarifying a passage from がばいばあちゃん, specifically in chapter 1, page 13.
The preceding text is about sad events which lead to his father's demise. Then it follows:
切ない話である。しかし! 俺は大人になった時、ちょっと待てよと思った。
After that, the narrator tells of how he asked news of his father's condition when the latter was hospitalised.
I assume the text in italics is addressing the reader. My reading is '[When I was writing about this sad story] I was thinking you should hang on for a bit until I've grown up [because there are happy events afterwards]'. I guess the ~時...まてよ is telling the reader to wait until the narrator has grown up (in the story).
Is this the correct reading? If someone could clarify or correct me, I would appreciate it.
Context:
広島にはまだ原爆の放射能がたっぷりと残っていて、とうちゃんは原爆症になってしまったのだ。
ほんの少し、家の様子を見に行っただけだったというのに……。
そんな訳で、俺が生まれた時には、とうちゃんはすでに病床の人だった。
とうちゃんも、そしてかあちゃんもまだ二十代の頃の話だ。
切ない話である。
しかし!
俺は大人になった時、ちょっと待てよと思った。
そして、かあちゃんに聞いた。
「かあちゃん、とうちゃんって俺が生まれた時はもう入院してた?」
「うん。してたよ。」
「じゃあ、俺がかあちゃんのお腹の中にできた時は、まだ元気いっぱいやった?」
「ううん。もう入院してた。」
「そんなら、一時帰宅とかしたことあったの?」
「ずっと入院したまんまよ。」
「あっ、そうか。病室が個室やったんか。」
「まさか。あの時代の病院は、どこも満員。個室なんか、なかったよ。」
おかしな話である。
しかし、これ以上追求すると、かあちゃんは赤い顔をして、もごもごと訳の分からないことを口走り、どこかへ消えてしまうのだ。
(Source: 「佐賀のがばいばあちゃん」第一章p13, p14)