するとその横で、耶倶矢がむうとうなる。
「ふん、本条蒼二が女だったとはな……我が目をたばかるとはなかなかやりよる」
「あ、耶倶矢も知ってたのか?」
士道が問うと、耶倶矢はこくりと首を前に倒してきた。
「当然だ。颶風の御子は大衆の娯楽にも通じておるわ」
耶倶矢 previously thought 本条蒼二 was male and just realized 本条蒼二 was female. And 士道 said “You know 本条蒼二 too?”
Why are 女だった and 知ってた used instead of 女だ and 知ってる? They are not talking about past things but current status, I suppose?