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幸い、アネットはそう遠くまで行ってしまったわけではなかった。

 交差した廊下の、角の壁に背を預け、小さな子供みたいにふてくされた顔をしている。

「……もういい。ほんとに、最後に喧嘩した時のことなんて全然覚えてないみたいだから」

レーナが近寄ると、こちらを見ないまま拗ねた口調で吐き捨てた。

「あたしはシンを助けてあげられなくてそれがずっと辛くて、でも、それは少なくとも今のシンにとっては大したことじゃなかった。あんなどうでもいいことのが、まだどうにか記憶の端っこに残ってることだった。だったら今更、……思い出してもらわなくてももういいわ」

86─エイティシックス─Ep.4 ─アンダー・プレッシャー─ 安里アサト

Could you please explain why ことのが is used there? How should I understand this phenomenon? I don’t feel の is needed. Isn’t ことが sufficient there?

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  • Maybe this, but I'm not totally sure even with this much of context... I'd say this is not a good sentence.
    – naruto
    Nov 9 at 1:24

1 Answer 1

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That の puts あんなどうでもいいこと in comparison with something else, most probably 最後に喧嘩した時のこと or あたしがシンを助けてあげられなかったこと. You could read it as:

あんなどうでもいいことの(方)が、まだどうにか記憶の端っこに残ってることだった。

But I find the way the sentence ends a little weird. I would think the following is more natural.

あんなどうでもいいことの(方)が、まだどうにか記憶の端っこに残っていた。

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