Japanese
日本の小説を外国語に翻訳している外国人です。
今手がけている小説に、
二人は森の中にそろそろと入っていきました。空に残った明かりが少しは木の間からさしていると思ったのに、森の中に入ったとたんだれかが戸でも閉めてしまったように急に暗くなりました。冷たい空気が流れてきて、まわりはぬれているようにまっくらです。
という一節があります。
最後の「ぬれているようにまっくらです」がわかりません。
「目を閉じているように真っ暗」「月が隠されているように真っ暗」ならすぐわかります・・・。
「濡れている」と「真っ暗」は全く関係がないように思いますが、これをみなさんはどういうふうに解釈されるでしょうか。
ちなみに、原稿ではこの最後の文はこのまま全てひらがなで表記されています。
English
I translate Japanese novels and I found the following passage in the one I am working on at the moment:
二人は森の中にそろそろと入っていきました。空に残った明かりが少しは木の間からさしていると思ったのに、森の中に入ったとたんだれかが戸でも閉めてしまったように急に暗くなりました。冷たい空気が流れてきて、まわりはぬれているようにまっくらです。
I have a difficult time understanding the last phrase, 「ぬれているようにまっくらです」. Phrases like「目を閉じているように真っ暗」 and 「月が隠されているように真っ暗」 make sense to me, but 「濡れている」 and 「真っ暗」 just don't feel like they're related. I would like to know how you would translate this phrase.
By the way, the phrase is written completely in Hiragana in the original novel as well.